歯磨きの際に使用するアイテムは、歯磨き粉だけではありません。世の中には液体歯磨きやマウスウォッシュというものも存在します。

液体歯磨きとは、その名のとおり歯磨き粉の液体バージョンと言えるものです。歯磨き粉と違って液体なので、歯間や歯と歯茎の間など狭いところにも薬剤が入り込むメリットを持っています。

今回は

液体歯磨きにはホワイトニング効果があるのか?

使った場合のホワイトニング効果の有無や、そもそも液体歯磨きとは何なのか?

についてご紹介します。

みなさんは液体歯磨き・マウスウォッシュ・デンタルリンスの違いをご存じですか?

まずは呼称の違い、それぞれの特徴から解説していきます。

デンタルリンスと液体歯磨きの違いについて

液体歯磨きを買ってきてください、と言われて、正しいものを選んで買ってこれる人は意外と少ないものです。

というのも、お店で売っているものの中には『デンタルリンス』や『洗口剤』、『マウスウォッシュ』といった、一見すると液体歯磨きと混同してしまうアイテムがたくさん。全部一緒だと思っている人もいますが、実は、液体歯磨きとその他のアイテムは使用目的が異なるものなのです。

<液体歯磨き>

リステリン トータルケア 1000ml

歯磨き粉の液体ヴァージョン。歯磨き前にこの液体歯磨きで口をゆすいで、その後で何もつけていない歯ブラシを使って磨きます。研磨剤入りのものが多い歯磨き粉と違い、歯の表面を傷付けるリスクがかなり減るメリットを持っています。

<デンタルリンス・洗口剤・マウスウォッシュ>

モンダミン ペパーミント 1080mL

歯磨き行為そのものの代用品として使うもの。きちんと歯磨きができない時や、就寝前・お出かけ前などの口内洗浄と口臭予防に使用します。

液体歯磨きは歯ブラシを使用する前に使い、その他のデンタルリンスなどは歯ブラシ代わりや軽いデンタルケアとして使用できるということ。歯磨き粉の代わりに使用するつもりであれば、きちんと液体歯磨きと書かれたものを選ぶよう、おすすめします。

※商品によっては液体歯磨き(マウスウォッシュ)と書かれているものもあります。使用方法の欄を見て「歯磨き前に使用する」と書かれているものであれば、歯磨き粉代わりにできます。

実際に液体歯磨きを使ってみた結果、ホワイトニング効果は無い?

ここ2年ほど、私は液体歯磨きと歯磨き粉を併用しています。

歯磨き粉で歯を磨いた後に液体歯磨きを使って口をゆすいで口臭予防としているのですが

液体歯磨きでホワイトニング効果を実感したことはありません。

使用しているものは、歯石や歯垢の吸着予防やホワイトニング効果を謳う有名な商品です。毎日きちんと使使っているのですが、ふと鏡で歯を見てみると、茶渋が。。。。

ホワイトニング効果を謳っているアイテムを使っているのに、何故新しい茶渋がついてしまっているのか、理解できない上にとてもショックでした。そこで液体歯磨きについて調べてみたところ、意外な事実が判明したのです。

研磨剤なしの液体歯磨きは茶渋が付きやすくなる?

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ホワイトニング効果を商品の魅力の一つとしている商品を使っていたのに、何故茶渋が歯についてしまったのでしょうか。調べてみると、どうやら液体歯磨きの特徴が原因だということが分かりました。

液体歯磨きの魅力の一つは研磨剤が含まれていないことなのですが、逆に研磨剤不使用だからこそ、新しく付着しようとしている茶渋などの汚れを削ぎ落とす力も失っていたのでした。

新しい汚れが歯の表面につこうとしても、研磨剤入りの歯磨き粉なら削ぎ落としてくれます。これが液体歯磨きの場合、削ぎ落すことができず、口をゆすいだ程度では洗い流せなかった汚れの付着を防ぎきれなくなるのです。

液体歯磨きを使用する場合は、研磨剤不使用によるメリットと、こういった汚れを削り落とす力を失うデメリットの両方を考える必要があります。このことから、液体歯磨きを使用する人は、着色汚れとなりやすい濃い色の食べ物や飲み物に注意することをおすすめします。

液体歯磨きは研磨剤が入っていないので歯に傷をつけない

デメリット(着色汚れを削ぎ落とせない)を見ると、液体歯磨きはあまり効果がないのか、と思ってしまうかもしれません。

しかし、普段あまりお茶やコーヒー、ワインなどを飲まない人(茶渋が付かない人)であれば、液体歯磨きのケアも無駄にはなりません。

着色汚れの原因の一つがエナメル質の小さな傷で、その小さな傷を作り出すのが歯磨き粉に含まれる研磨剤や虫歯菌です。

液体歯磨きでこの研磨剤による傷のリスクを減らしてあげれば、歯の表面は汚れが付着しにくいツルツルな状態を維持できます。

ツルツルした歯を維持し、なおかつ着色汚れを意識した食生活を送れば、新しい汚れがつきにくくなります。元から汚れのある人には効果を期待できませんが、これから着色汚れ対策を始める人にはぴったりのアイテムです。

液体歯磨きのメリットは、デメリットを考慮すると『今のところ着色汚れがなくて、これから対策を始めたい人』に合っていると言えます。逆に『すでに着色汚れがあって、食生活も着色汚れがつきやすい内容な人』には向いていません。

すでに汚れを抱えているのであれば、研磨剤入りの歯磨き粉を使ってまずは着色汚れを削ぎ落すことから始めましょう。着色汚れがなくなり、食生活も改善できた時には、液体歯磨きに切り替えて予防するのもおすすめです。

歯の汚れる原因について以下の記事を参考にして日々気をつけてみてくださいね。
⇒歯が汚れる原因と今からできる自宅での基本的ケアは?

液体歯磨きの選び方

海外製品であれば、虫歯予防にフッ素が配合されたものを選びましょう。という一言で済むのですが、日本国内で販売されている液体歯磨きには、フッ素は配合されていません。そのため、別の成分に注目しなくてはなりません。

液体歯磨きを選ぶ際に注意したいのが、成分と刺激です。強力な成分が入っているからと安易に選ぶと、含まれるアルコールなどの刺激で、口内がダメージを受けてしまいます。

そうなるととても使い切ることはできません。最低20秒間は口内をゆすぎましょうと書かれている製品ばかりですが、刺激が強いと数秒ももたず、効果を得らないうちに吐き出すこととなります。

しっかりと効果を得られるよう、なるべくアルコールが配合されていないもの、あるいは、アルコールが少ない低刺激タイプを選びましょう。

そして重要な成分の選び方ですが、先に説明したとおり、管理人自身も液体歯磨きでのホワイトニング効果は実感できていません。このことから、ホワイトニングに特化したものを選ぶより、虫歯や歯周病などへの効果を重視することをおすすめします。

歯の着色汚れを引き起こす、歯の表面の傷。これを防ぐために虫歯や歯周病菌の殺菌はとても重要です。液体歯磨きなら薬剤が狭い歯と歯の間にも入り込めるため、まさに虫歯予防などに最適です。液体歯磨きを選ぶ時は、この点を重要視してみてください。

いろいろと探してみた結果、良さそうだなと思ったのが、こちらのプロポリス入り液体歯磨きです。



>>『薬用液体ハミガキ【プロポデンタルリンス】』公式サイトへ

残念ながらアルコール成分入りなのですが、リステリンのような強刺激ではないので、比較的まだ使いやすいです。また、ダメージを軽減する抗炎症成分も入っています。

プロポリスは歯周病菌など口内細菌の殺菌効果があり、市販品の歯周病用歯磨きのように「歯ぐきを引き締める成分」だけで歯周病対策しているかのようにごまかしているものとは違います。きちんと菌に作用してくれる成分です。

歯を白く保つために、液体歯磨きがおすすめな人、歯磨き粉がおすすめな人 まとめ

液体歯磨きのメリットとデメリットをご紹介しましたが、これを踏まえて、歯を白く保つために液体歯磨きがおすすめな人をまとめてみました。

<液体歯磨きがおすすめな人>
  • 元々茶渋などの着色汚れがない
  • 歯磨き粉の研磨剤が心配
  • 口臭予防もしたい
  • 虫歯や歯周病の菌も対策したい

茶渋やヤニの着色汚れがない人(歯の表面がツルツルな人)は、液体歯磨きで研磨剤を使用しない歯磨きがおすすめです。

なぜなら、研磨剤による新しい傷をつける心配がないので、今の状態をキープしつつ、虫歯などの酸蝕(酸で歯が溶ける)の予防を意識しましょう。歯と歯の間や歯茎にまで入り込みやすい液体なので、歯周病対策も期待できます。

←このプロポデンタルは歯周病菌殺菌成分入りでおすすめ

ただし、中には汚れが目立ち始める人もいます。それまで着色汚れを歯磨き粉の研磨剤で削ぎ落していたタイプの人です。

液体歯磨きを使っていて茶渋などがつき始めた時は、歯磨き粉に切り替えることをおすすめします。
(ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉の選び方については以下の記事をご参考ください。)
ホワイトニング用歯磨き粉の選び方

一番の対策は、着色しやすい食べ物を避けたり、食後はすぐに口を水でゆすぐことです。

歯磨き粉の研磨剤が気にならないという人は、歯磨き粉でまずはすでに付着している汚れを削り落とすことから始めましょう。毎食後必ず歯を磨ける環境であれば、着色しやすい食べものを口にしても新たな汚れのリスクは低いです。

液体歯磨きは口内を一気に洗浄できる反面、刺激の強いものが多いです。歯磨き粉は低刺激のものも多いので、自分の好みで選べるメリットがあります。ホワイトニング成分入りの歯磨き粉を使用すれば、着色汚れ対策の効果も高くなります。

自分の歯の状況に合っていない歯磨きアイテムを使用しても、効果は期待できません。きちんと効果を得るには、使い方だけではなく歯磨き粉や液体歯磨き粉の選び方から考えることが大切です。